2009年01月17日

刻んでいた記憶

皇帝も牧童も、王子も乞食も、哲学者も奴隷も、すべての人間のなかには理解もできなければ、手を施すこともできない神秘的なものが存在している。この神秘的なものは、忘れられてしまうほど長い間、眠ったままだ。あまりに隠されてきたため、人は死んだと思っているのかもしれない。しかし、星が満天に散らばる空の下の砂漠にひとりで立っているとき、棺を入れるために開かれた墓のそばで顔を伏せて、目を涙でぬらしているとき、激しい風にもてあそばれる船の手すりに必死にしがみついているとき、突然、忘却の深い淵から、この神秘的なものが姿を現してくる。そして習慣を破り、理性を砕き、もはや打ち消されることのない声で、疑問や祈りの叫びを張り上げる。
 ブルースFバートン「人は何を信じることができるか?」


衝動の根源とも言えるのではないかと思うこの言葉。
溢れ出す、とそんな言葉だってある。
人が、もう本当にどうしようもなくなって「何か」を発している姿。
恍惚。
自分も含めたそんな瞬間は、僕は大好きな瞬間だ。
いや、すでに大好きを超えている。ぞくぞく感、言葉にできないから涙する、行動や言葉を僕ではないだれかが主体になり、そこに居るかのような。
再確認した。それを求めているのだろうと。
そんな瞬間に出会う為に僕は生きているのだと。

Oh,, God! Thank you Thank you Thank you.
posted by dan at 23:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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